廃車に$6,000!?実際にあった個人売買失敗エピソード

オーストラリアでは、車の個人による売買が日本よりも多く見られます。ただし、同時に個人売買でトラブルの話を1度は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?今回の記事では、実際にあったさまざまな失敗談をお伝えしていきます。

店舗や保証・ライセンスを持たない違法ディーラーによる被害についてはこちらの記事でまとめています。

【エピソード1】

Facebookのmarketplaceで9,000ドルほどの車を購入したのですが、購入して3日後に車がオーバーヒートし乗れない状態になってしまいました。車屋さんに出張修理を頼むことができたので、点検をしてもらうとオーバーヒートした原因以外にも、修理が必要な個所がいくつか見つかり、車の修理とレッカー台で1,000ドル以上かかってしまいました。

こうなった原因を振り返ってみると、車に詳しい友人等もいなかったため、知識がない状態でインスペクションに行った事です。また、売り手が冷却水(エンジンを冷やすための液)が漏れていたが漏れを隠すため、エンジンルームを洗い綺麗にしていたことを後から知りました。また、外装も丁寧に洗車してあったのですが、値段が9,000ドルもするということだったため、状態がいい車だろうと思い購入を決めました。

しかし個人売買では、自分で修理する手間を省いて隠して売られていることが多々あります。外装が綺麗で、エンジンルームが一見問題なさそうな車でも購入は慎重に検討する必要があります。購入された方が売り手に連絡したが、「車のことは知らない」と、一点張りだったそうです。オーストラリアに来たばかりで頼れる知人もいなかったため、泣く泣く自分で修理代を払われたそうです。

 

【エピソード2】

このエピソードは、Facebookのmarketplaceで起きたことです。この方は、車の知識が多少あったため、慎重に車を選んだようですが車を購入してすぐに壊れてしまいました。幸いにも売り手の方と連絡を取ることができたので、返金して貰えることになったとのこと。車があることを前提にファームジョブを始める予定だったのですが、採用が決まっていたファームがシーズン中ということもあり、「車が無くてすぐに来られないなら他の人を雇う」と言われたようです。購入者は、急ぎで購入して再び失敗することが嫌だったため、車屋さんでレンタカーを借りてファームに行きお金を貯めて車を購入することにしたそうです。

 

【エピソード3】

ワーキングホリデーで来ている方が6000ドルの車をSNSサイトで手にしたのですが、その後異変に気付いたとのことです。異変が気になったため、中古車店に車を持ち込むとヘッドガスケット抜けで壊れていることが発覚しました。

購入者は、廃車寸前のものに6000ドルも出してしまったのです。「中古車店で買っていれば、さすがにこんなことは起きない。」と思ったようですが、責任は個人売買であるから誰にも追及できないと感じたようです。彼女は、仕事をするための通勤手段として購入したつもりであったため、仕事にも行けず、新しい車を買うことも出来ず、オーストラリア生活の初めから全てが変わってしまったようです。

 

【エピソード4】

1000ドルの車を購入したが、故障時の修理代やタイヤ交換の費用などでプラス1500ドルほどかかってしまったようです。最初から状態が良くて、2500ドルの車を買うべきだったと後悔したとのことです。

状態良くて高い車を買っても、壊れるときは壊れる。中古車店さんから購入しても、壊れるときは壊れる。

では、どうすればいいのかな?と感じている方も多いと思います。しかし、壊れてしまうリスクがゼロの車なんて出まわっていないのも事実です。購入するときだけの出費を抑えようとすることで、その分リスクが跳ね上がることは多々あります。

 

重要なことは、お店で購入、個人から購入のどちらも”信頼できる人”から購入することです。また、英語が苦手な人は日本人からの購入ではないと、信用も難しいと思います。しっかりと判断をして、購入することをおすすめします。

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