オーストラリアで車を運転する際には、車が安全基準を満たしていることを保証する【ロードワーシー証明書(RWC )】が必要になります
ロードワーシー(RWC )とは、日本でいう【車検】のようなもので、車が一定の安全基準を満たしたものと証明するものです。この証明書は、車の修理工場などで取得できます。
今回の記事では、各州によって異なるロードワーシー(RWC)について紹介していきます。
各州によっての違い
【西オーストラリア州 (WA)】
▶︎西オーストラリア州では、個人間での車の売買時にRWCは基本的に必要とされていません。しかし、例外として輸入車や大幅に改造された車の場合は、RWCの取得が求められることがあります。理由としては、輸入車や改造車が州の安全基準を満たしているかを確認するためです。
【クイーンズランド州 (QLD)】
▶︎クイーンズランド州では、車の売買時にRWCの取得が要求されます。特に、登録が解除された車や、他州で登録されている車を売買する際には、RWCが必須です。
【ビクトリア州 (VIC)】
▶︎ビクトリア州では、車の売買時やRegoの更新の際にRWCは必要ないです。
【オーストラリア首都特別地域 (ACT)】
▶︎オーストラリア首都特別地域では、ビクトリア州と同様のルールが適用されます。車の売買時やRegoの更新の際にRWCの取得が必要です。
【ニューサウスウェールズ州 (NSW)】
▶︎ニューサウスウェールズ州では、車が5年未満の場合、「ブルースリップ」という安全検査と整合性チェックを受ける必要があります。一方、車が5年以上の場合や他州からの移転車の場合には、「ピンクスリップ」または「e-セーフティチェック」が必要となります。売却時の安全検査は必要ではありませんが、全ての車両は毎年安全検査を受ける必要があります。
【南オーストラリア州 (SA)】
▶︎南オーストラリア州では、車の売買時にRWCは基本的に必要とされていません。しかし、特定の状況、例えば車の座席数の変更や他州に登録されている車の場合など、RWCの取得が要求されることがあります。また、南オーストラリア州では「Vehicle Inspection」という名称での検査が行われることがあります。
【タスマニア州 (TAS)】
▶︎タスマニア州では、「Defective Vehicle and Random Vehicle Inspection」という制度が導入されており、不適切な車両をランダムにチェックするためのものです。これにより、道路上の車両の安全性が確保されています。
【ノーザンテリトリー (NT)】
▶︎ノーザンテリトリーでは、車が3年未満または4.5トン未満の場合、Regoの更新や他州からの登録の移転を行う前に、車の検査を受けて適合証明書を取得する必要があります。
【最後に】
ロードワーシー (RWC) は、皆さんが車を買う時や売る時に必要な書類です。しっかりと確認しておきましょう。
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